タイあるあるの一つで、数量の多い方が少ない方より1個あたり単価が高いという価格逆転商品を散見する。
例えば、FERREROのチョコ。
Top’s通常価格で、3個入り49Baht、16.33Baht/pc。5個入り93Baht、18.60Baht/pc。
こういうことに違和感があるのは、計算が得意とされている日本人とインド人だけなのだろうか?
それとも、「まとめ買いがお得」というスーパーのセールストークを日本人が刷り込まれ過ぎているのだろうか?
一方、タイでは“9”が縁起の良い数字だから、「価格もそこに寄せておきました」文化がここでも反映しているのかもしれない。だったら、49Bahtと89Bahtの方が良いと思うが、こうしてもまだ1個あたり単価は逆転している。
どこのスーパーでも、クリスマス商戦から1月下旬頃までFERREROはじめ欧州のお菓子がsaleされているのだけど、sale価格もおかしな単価になってしまっている。
3個入り 45Baht ⇒ 15Baht/pc
5個入り 85Baht ⇒ 17Baht/pc
8個入り169Baht⇒21.125Baht/pc、8個入りパッケージ違い245Baht⇒30.625Baht/pc
16個入り239Baht⇒ 14.93Baht/pc
24個入り399Baht⇒ 16.625Baht/pc
30個入り399Baht⇒ 13.333Baht/pc
いざ買うとなると、30個入りは多いし、16個入りはお買い得感がほとんどなく、結局3個入り一択になってしまう。。こういう価格設定を見た時、タイ人はどう思うのか、是非とも聞いてみたい。タイ語を習得しなくては、ここでも思った。
タイの価格設定で日本と異なる良い点もある。スーパーとコンビニで価格差がほとんどないこと。例えば、SINGHAの瓶ビール価格はスーパーのビックCでもセブンイレブンでも変わらない。
日本の缶ビール価格は、スーパーとコンビニで20~30円の価格差がある。convenienceな分プレミアムプライスになっている。実態は、食品卸から安く仕入れるスーパーと、コンビニ本部から仕入れざるを得なくて店頭価格を本部に設定されているコンビニ各店舗オーナーの差なのだけど。
タイでセブンイレブンを展開しているのは、業務スーパーmakroを傘下に抱えるCP財閥。どういうフランチャイズシステムなのか気になるが、とにかく消費者としては有難い。