2月中下旬に日本へ一時帰国をした。
2月のタイは過ごしやすくて、日本は寒い。この時期にわざわざ一時帰国しなくても、と思われるかもしれない。今回我が家の帰国目的は、スキーと確定申告だったので2月に帰国した次第。
日本へ帰国して改めて感じたのは、ワインの価格差。日本のワイン価格の安いこと。
東南アジア全般にいえることだが、高アルコール度数の酒は贅沢品と看做され、関税が高い。それは理解しているものの、店頭価格でせめて3割高くらいに抑えて欲しい。しかもこの価格差はデイリーワイン価格になるほど拡がる。
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日本ではNGだけど、タイでは自家製ワインを合法的に作ることが出来る。ぶどうジュースから作る自家製ワインは試行錯誤を重ねて6回を数えたが、テイストは日本の1000円ワインに適わない。ワイナリーへ修行に行き、ワイン作りの腕を磨くか。。
そんなことを考えていたところ、私の思いが天に通じたのか、吉報が!
3月1日ジェトロの海外ニュースによると、なんと、タイ政府が観光振興のため酒税を引き下げると!
輸入ワインの物品税改正・関税免除に関するニュースを抜粋すると、タイ財務省は2月22日にワインの関税免除などに関する財務省令と財務省告示を官報に掲載して、翌23日に施行した。1月2日には既にこれらの措置を含む観光業促進施策を閣議決定していた。
1.物品税改正
小規模企業を支援するため、ワインの物品税を10%から5%に引き下げる。
2.ワインの関税免除
ブドウから作られたワインとスパークリングワイン(HSコードが22.04、22.05のもの)について、申告価格の54%か60%に設定されているワインの輸入関税が免除される。
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一方、日本では、2019年2月1日発効の日EU・EPAにより、ワインの関税は無税になっている。
実際の課税後価格を日タイ比較してみる。アルコール度数14度のボトルワイン750ml CIF価格1,000円=240Bahtで比較。
タイ従前だと、240฿+0฿+210฿+150฿=600฿ 約2,520円
タイ法改正後は、240฿+従価税12฿+従量税140฿+関税0฿=392฿ 約1,650円
日本では、消費税80円、酒税(果実酒)60円で合計140円の課税で1,140円。
法改正後も1.45倍の差があるとはいえ、価格差はかなり縮まったといえる。
そして更に、CIF価格が高くなるに伴ってこの差は縮まっていく。CIF2,000円ワインだと価格差は1.21倍、2,500円ワインだと1.16倍まで縮まる。
日タイ各々の小売りマージンがここに加わるものの、価格が近づいたのは間違いない。
このようなタイ政府の建設的な施策には是非貢献しなくてはならないだろう。輸入ワイン飲みますよ♬