受験に向けて、いろいろと暗記することがある。
その暗記法は先生に教えてもらったり、自分で創作したり。
そして、その暗記法は、この歳になっても不思議と覚えていたりする。
例えばリトマス試験紙。青色から赤色になると酸性、赤色から青色になるとアルカリ性。
この覚え方。
「赤信号 青になったら 歩けるぜい(アルカリ性)」小学生のとき、塾の先生に教わった。
こういう完成度の高い暗記法は良いのだけど、オリジナル作品は不完全なものが多くて、記憶もあやふやになっている。
数年前、義理の両親のところへ新年のご挨拶に行ったときのこと。
「今年はバルト三国へ旅行に行きます」と義母から伺って、「バルト三国エラリー・クイーン」というフレーズがいきなり頭に浮かんできた。
「エラリー・クイーン???」
小学校の図書室で海外の推理小説を片っ端から読み漁っていた時期がある。エラリー・クイーンは推理小説作家だ。
作家の母国がバルト三国だったということではないだろう。
「バルト三国までは、どういう経路で行かれるのですか?」と義母に聞きながら、頭の中はエラリー・クイーンでいっぱいだった。
そのモヤモヤした状態は、2日後に解けた。
バルト三国の国名の暗記法だった。
バルト三国は、北からエストニア、ラトビア、リトアニア。頭文字をとって、エ・ラ・リ。
「バルト三国エラリー・クイーン」というフレーズは、オリジナル暗記法だったという訳。「バルト三国」と聞いて、脊髄反射のように数十年ぶりにエラリー・クイーンが出現されてもね。。。
因みに、パタヤ生活にもはや欠かせない格安配車アプリ”Bolt”は、エストニア発祥のモビリティベンチャー企業。
その他のオリジナル暗記法を挙げると、米国の五大湖の名称は「角英男(すみひでお⇒すみひえお)」と覚えた。
西から順に、スペリオール、ミシガン、ヒューロン、エリー、オンタリオの頭文字。
完成度は高くないけど、暗記に成功したという点では全く問題ないし、今でも忘れない。
そして、今ネットで五大湖の覚え方を検索してみると、「五大湖は、隅冷え男(スミヒエオ)と覚えましょう」と有るので、あながちオリジナルの完成度は悪くなかったのかも。