日本へ本帰国される、息子と同級生の生徒さん、そのご両親からDOITUNGのマカデミアナッツバターをいただいた。

DOITUNGのコーヒー豆は何度か購入してるけど、こういう商品もあるんだと手に取ってみたら、“DAIRY FREE“の商品だった。

DAIRYは、DAILYと間違えやすい単語で、DAIRY FREEは乳製品不使用の意味。

牛乳は昔から苦手だった。子供の頃は両親に、「骨が丈夫になるから飲みなさい」、「身長が伸びるから飲みなさい」と言われて無理やり牛乳を飲まされた苦い経験がある。当時は世間一般にそういう理解だった。

でも最近になって、牛乳に対するネガティブ情報がSNSで多く発信されるようになった。

・酪農国ほど骨粗しょう症患者が多い、

・牛乳に含まれるカゼインは消化しにくく、腸を痛め、アルツハイマーやパーキンソン病を引き起こす恐れがある、

・牛乳はそもそも子牛の飲み物、人間が飲むものではない、

・農薬耐性の強い遺伝子組み換えコーンを飼料としており、間接的に人間が摂取するリスクがある、等。

更に、牛が広々とした牧草地に放牧されて草を食んでいる牧歌的なイメージとは異なり、日本の酪農では、つなぎ飼いによる過剰なストレスを抱えた飼育形態が73%も占めているそうだ。

また、日本乳業協会の資料によると、乳牛一頭あたりの年間泌乳量は、4,250kg(1965年)から8,806kg(2020年)に増加しているとある。この異常な増加推移だけ見ても、牛乳が工業製品と化していて、もはや飲む気がしない。

ところが、日本一高い牛乳「十勝オーガニック牛乳(2,700円/900ml)」を生産する鈴木牧場は、飼育数120頭で22年出荷乳量372トン。乳牛一頭あたりの年間泌乳量は3,100kg。4,250kgをも下回る。

鈴木牧場代表・鈴木敏文さんの酪農は完全オーガニックで、絶対に不可能と言われていた”無農薬リンゴ栽培”を可能にした木村秋則さんの奇跡のリンゴと考え方が一致する。

こんな牛乳なら是非一度飲んでみたい。

DOITUNGの商品に話を戻すと、もう一つ、UNODCのマークが付いている。麻薬撲滅へむけた貢献活動が評価され、マークの使用が認められたそうだ。

本業を通じてのCSR活動は素晴らしいと思う。次のコーヒー豆はDOITUNGを買おう。

DOITUNG と DAIRY FREE
トップへ戻る